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会社の経営の基本方針

当社グループの事業会社は建設業界を中心とした人材派遣・紹介事業を行っており、各顧客からの需要に応じて人材を派遣するビジネスモデルとなっております。従って、優良な派遣先からの受注ルートを確立できるかどうか、また、受注できたとしてもスキルのある人材を派遣できるかがポイントとなります。当該受注ルート、採用ルートの確立は一朝一夕に構築できるものではなく、派遣先及び派遣技術社員との間で時間をかけて築き上げた信頼関係によるところが大きいため、当社グループの企業理念を徹底し、派遣先及び派遣技術社員との間での信頼関係構築に努めております。

建設技術者派遣事業の具体的な展開方針といたしましては、大型案件受注等に向けたスーパーゼネコンをはじめとする大手建設事業者への営業拡大及びスキルのある派遣技術社員の配属による当社グループからの派遣シェアの拡大を図っております。

また、具体的な派遣先の業種として、建築・土木・設備・プラントにおける現場監督やCADオペレーターとなっております。

当社グループは、派遣技術社員一人ひとりを大事にし、向き合うことを徹底しております。具体的には、派遣技術社員が派遣先へ配属された後も定期的なアフターフォロー、健康管理、メンタルヘルス管理、スキルアップ支援を行うとともに、定期的な安全大会(来賓として取引先も参加する集合研修)及び懇親会の開催などを行っております。

顧客満足度向上への取り組みについては、派遣技術社員が現場でいかに貢献できるかを重視し、配属後も営業担当者が積極的に現場へ顧客訪問し、顧客に対して派遣技術社員の評価や要望のヒアリングを行うとともに、派遣技術社員とのヒアリング内容の共有をおこない、派遣先(顧客)、派遣技術社員、営業担当者がチームの一員として取り組むことで、より良い職場環境づくりと、顧客満足度の向上を図っております。

資本コストを意識した経営

当社は「人財創出のプラットフォーム企業」を目指し、持続的な成長を実現し、中長期的な企業価値の向上を図ることを目指しています。このため、資本収益性に関しても、成長のための戦略的投資と財務の健全性をバランスよく両立させ、中長期かつ安定的に資本コストを上回る経済的価値を生み出すことが重要であると考えています。

投資については、厳選しつつ行ってまいりますが、その資金調達については、資本の効率性を勘案した資本コスト、株主資本と負債のバランスを踏まえた財務の健全性を十分考慮した上で行います。

長期成長イメージ

当社グループの長期成長イメージとしましては、4つのStepを想定し、業界の構造変化や国内および国際的な経済・社会状況に柔軟に対応できるよう、グローバル事業やM&A戦略・新規事業の検討等を推進していきます。

2030年3月期 業績目標
売上高
営業利益
1,000億円
100億円

中期経営計画

中期経営計画は現在策定を進めており、2022年春頃の公表を予定しています。

中長期的な会社の経営戦略

①主力事業である建設技術者派遣事業の拡充

当社グループの主たる人材派遣先である建設業界については、今後、業界再編が加速すると考えられます。その中で、当社グループとしては、スーパーゼネコンを中心とした企業への営業を徹底して強化しており、経験者のみにとどまらず、初期教育を施した新卒及び中途(未経験者)社員を継続的に派遣することにより、中長期の安定的な収益基盤を築くことを計画しております。
この戦略を進めるにあたり、最も重要なのが、付加価値の高いエンジニアとなり得る人材の採用となります。採用の面で当社グループと競合となるのは、同業他社のみではなく、建設業界の全ての企業であるため、それらと比較し、応募者に選んでいただけるような「企業ブランディング」と、志向性や年齢とともに変化する家庭環境にあわせ、応募者自身の未来をフレキシブルに設計できるよう、「人事制度構築」や「働き先の創出」に取り組んでまいります

②プラント向けエンジニア派遣の拡大

プラント向けエンジニア派遣については、建設向け派遣のスキルを活かした展開が可能であります。一方でプラント企業で必要とされるスキル・経験値は多岐にわたるため、大手企業とのアライアンスを組み、クライアントに対して熟練者と若手社員を組み合わせて派遣する営業手法等も活用します。また、東京・名古屋・大阪・北九州にプラント向け専門の支店を展開しております。これらによりプラント企業との継続的・安定的な取引拡大と、それを担う人材の育成を図ってまいります。

③海外人材育成派遣事業の立ち上げ

海外展開に関しては、技術者派遣事業の分野での海外拠点として、2020年4月に東南アジアにおける情報収集及び事業戦略機能の構築を目的としたシンガポール現地法人COPRO GLOBALS PTE. LTD.を設立いたしました。また、その子会社として、2021年4月に初の海外事業拠点であるCOPRO VIETNAM CO., LTD.をベトナムに設立しており、今後は東南アジアにおける人材育成及び人材派遣事業・人材紹介事業の実現を目指してまいります。

④人材派遣・紹介事業における新たな展開

人材育成及び、高齢者等雇用活性化の2つの分野において、高付加価値人材派遣・紹介事業の取り組みを今後計画してまいります。
また、人材開発機能としては、新卒及び中途(未経験者)採用の規模拡大に伴い、東京・千葉・名古屋・大阪に設置している研修施設「監督のタネ」の講義回数を増やしこれに対応します。

⑤買収・合併、業務提携、新規事業の開拓

当社グループは今後、人材ビジネス事業及びその周辺事業等の事業拡大や新規事業分野の開拓のため、買収・合併、新会社設立、業務提携等も重要な手段の一つとして位置づけ、積極的に活用していく方針であります。具体的には、当社初めての企業買収となった株式会社アトモスの株式取得を2021年4月30日に完了しており、従来の当社事業にはない機械設計技術者派遣という新分野を取り込み、当社グループの営業力や採用力等の経営資源を活用し、相乗効果を生み出せるものとみております。

目標とする客観的な指標等

当社グループは、売上高の中長期的な成長を重視しております。また、安定的な利益確保を目指し、売上高営業利益率を客観的な管理指標とし、10%を目標値としております。