SHIRAI HIROKI OKAYAMA TETSUYA
SHIRAI HIROKI
OKAYAMA TETSUYA
白井宏宜さん 白井宏宜さん
岡山哲也さん 岡山哲也さん

株式会社コプロ・エンジニアード
営業本部 西日本営業部 部長

白井 宏宜

名古屋グランパス
アカデミー U-15スカウト

岡山 哲也

SESSION1

現役時代はミッドフィールダーとして豊富な運動量を武器に活躍し、引退後は監督、スカウトなど、さまざまな形で10代のプレーヤーを支えている岡山哲也。
建設業を中心に技術系の人材派遣を行うコプロ・エンジニアードで、西日本営業部 部長として配下メンバーの成長を支える白井宏宜。それぞれの立場で「人を活かす」「人を育てる」ことに注力してきた二人が、志事の流儀について語り合った。

志事の流儀

熱意が人を育て、
人を活かす。

流儀1

流儀1

常識にとらわれない。

白井:コプロ・エンジニアードで西日本エリアの営業統括を担当している白井と申します。岡山さんは今、U-15(15歳以下)のスカウトをされているんですよね。


岡山:はい、普段は愛知県内を中心に東海地方、全国も含めて、試合会場や練習場に足を運んで中学3年生の選手を視察しています。


白井:どんなプレーをする選手か、一人ひとり自分の目で確かめているわけですね。


岡山:ええ。でも技術だけを見るのではなくて、保護者の方や監督からお話を伺い、選手自身の性格や考え方を知ることも重視しています。


白井:性格も視察の対象なんですね。やんちゃな性格ではないか、とか?


岡山:そうです。サッカー選手としてだけでなく、人間性も見ます。でも、ある意味の「やんちゃ」って、実はサッカーでは大事なんですよ。相手の裏をかき、虚を突くスポーツなので。ここにパスを出しそうかな、という場面で出さない。出さないだろう、という場面で出す。そのような「素直過ぎない」「常識にとらわれない」という意味でのやんちゃさは必要ですね。営業職の志事にも似たところがありませんか?


白井:確かに、常識にとらわれない発想は必要だと思います。上司から指示を受けたとき、きっちりこなすのはもちろん良いことです。ただ、私が重要だと思うのは、そこに自分なりのプラスアルファを生み出せるかどうか。そもそも当社自体、社長を務める清川が人材派遣業界の常識に疑問を感じて、それを変えようと起業した会社なんです。人が幸せにならない常識なら塗り替えてしまおう、と。


岡山:人材派遣業界の常識というのは?


白井:派遣と聞くと「派遣切り」という言葉を思い浮かべる人も多いと思います。それぐらい社員が大切にされない、定着しない状況が業界にはありました。清川はその常識を変えようと「派遣する社員に寄り添う人材派遣会社」の設立を志し、実現したのです。私自身も今、派遣先で働く技術社員を大切に思う気持ちを強く持っています。技術社員なしには、我々の志事は成り立ちません。これは、会社の揺るぎない方針として全社に貫かれています。


岡山:技術社員に対する敬意があるわけですね。それは素晴らしいことですね。


白井:そうですね。営業社員と技術社員、もちろん総務や経理などのスタッフも、お互いを尊重しあわないと、組織全体がポジティブになりません。

流儀2

流儀2

人間力を重視する。

岡山:白井さんの配下にはどのようなメンバーがいるのですか?


白井:大阪、広島、福岡、高松の4支店を統括しており、それぞれの支店長と営業社員、営業サポート、採用担当のメンバーがいます。


岡山:各拠点の支店長も非常に重要なポジションだと思いますが、どうやって決めているのでしょう。


白井:毎年、各エリアの営業職から数人ずつ、自薦他薦で候補者を募り、その中から研修やプレゼンテーションを経て決まります。


岡山:どういう人が支店長に抜擢されるのですか?


白井:営業成績は当然ですが、人間力が大切なポイントになっています。例えば、営業サポートや事務のメンバーから、ちゃんと評価を得ているかどうか。数字を上げられても、いざマネジメントする、チームを動かすとなったときに人がついてこないタイプでは務まりません。当社において人間力は重要なキーワードです。


岡山:なるほど。実はグランパスアカデミーも理念の一つとして、人間力という言葉を掲げています。


白井:そうなんですね! スカウト活動の際も、見ているのは技術だけではないとおっしゃっていましたよね。


岡山:人間力って、フィールドでのプレーにも、練習前後の態度にも表れるんです。しっかりしている子はボールに対して常に集中し、自分から離れた場所のプレーもしっかり見て次を予測しています。練習後は道具を自ら片づけますし、会話の際は相手の目を見て話します。スカウトとしてそういう立ち振る舞いは見ていますね。レベルが上がれば上がるほど、人間力は技術と同じぐらいプレーヤーとしてステップアップするための大きな力となりますから。壁を乗り越える力は、日々の小さな行動や言動もおろそかにしないことで培われていくと僕は考えています。

流儀3

流儀3

リスペクトする心を持つ。

岡山:改めて考えてみると、人間力っていろいろな捉え方のできる言葉ですよね。白井さんの考える「人間力とはこれだ!」という定義はありますか。


白井:それは模索中です。というより答えはなくて、常に追求し続けることこそが大事だと考えています。でも一つ挙げるとしたら、「いろいろな人と対等に、頼って頼られる人間関係を築ける」、ということかなと思います。


岡山:対等に、頼って頼られる……技術社員との関係ですね。


白井:はい。それとお客様に対しても、です。


岡山:お客様とも対等に?


白井:はい。私はお客様に対して「それはいけませんよ」とはっきりお伝えすることもよくあります。「技術社員はこういう不安を感じながら働いているので、こうフォローしてあげてください」と。ケンカになってしまうのでは、と思われるかもしれませんが、逆にお客様も「そのアドバイスはありがたい」と言ってくれて、頼ってくれるようになります。


岡山:それは社員もうれしいし、安心ですよね。守られていることを実感できて。


白井:岡山さんの考える人間力とは、どのようなものですか?


岡山:僕も一言では言えませんが、「リスペクトできる心」を持っているかどうかが、特に大事だと思っています。昨年まで10年間、クラブからの出向という形で母校の中京大学附属中京高等学校のサッカー部監督を務めていたのですが、そこで生徒たちに常々「清掃員の方にしっかり挨拶をしなさい」と伝えていました。そういった方々への接し方ひとつで、組織の姿勢や考え方が見透かされてしまいます。支えてくれる人一人ひとりをリスペクトする、その心は常に持とうと。白井さんがお客様にズバズバと意見を言ってもケンカにならず、信頼関係が深まるのは、お客様への誠意とリスペクトがあり、それが相手に伝わっているからなんだと思います。

流儀4

流儀4

人が人を呼ぶ。

白井:スカウトした選手の入団後の成長も楽しみですね。


岡山:そうですね。サッカープレーヤーとしての育成は別の担当が行うのですが、高1・高2・高3、その後の進路も含め、ずっと寄り添っていくこともスカウトした僕の役割だと思っています。プロになる選手もならない選手もいますが、どんな道を選んだとしても、一人前の社会人になってくれれば、肩の荷が下ります。


白井:たとえプロにならなくても立派な社会人になってくれたら、スカウトした身としては一つの達成感を感じますよね。


岡山:そうですね。「人が人を呼ぶ」と僕は思っています。スカウトした選手自身がいつか指導者になって、育てた選手を紹介してくれることもあるかもしれません。高校の監督時代に実感したことですが、卒業した生徒たちが数年経ってから連絡をくれたり、わざわざ会いに来て、がんばっている今の姿を見せてくれたとき、これが指導者にとって最高の喜びですね。


白井:私も育成する立場として、メンバーが一生懸命、前向きにがんばっている姿を見ると、とてもうれしくなります。私が育成に携わったメンバーが昇格して、そのメンバーの後輩が「自分も先輩みたいに活躍したい」とがんばって、という良いサイクルをこれからもどんどん生んでいきたいと考えています。

流儀5

流儀5

心に点火する。

白井:当社では「一人ひとりの心に点火する『人づくり』企業になる」を目指す姿として掲げています。結局会社も組織も、所属する一人ひとりの熱量が高くなければ、全体の熱が上がりませんから。岡山さんが高校の監督時代、生徒一人ひとりの心に点火するために取り組んできたことは何でしょう。


岡山:高校の部活の場合、部員が100人いることもあって、夢や目標に大きな幅があります。プロを目指す生徒も、大学を目指す生徒もいる。いわば点火するポイントが一人ひとり違うわけですね。だから一人ひとりに合った道は何か、本気で向き合って考えないといけません。叱るときも、笑うときも、本気で。そのときには、「元サッカー選手」ではなく、一人の人間として向き合います。そうして信頼関係を築くことが、心に点火するための第一歩になると思います。


白井:私は最近、「商い=飽きない」という言葉にヒントがあるのではないかと考えています。新たに開拓したお客様の心を飽きさせない。最前線で取り組む営業メンバーの挑戦心を飽きさせない。これらに向けたアクションを私たちマネジメント層が起こして、心への点火につなげていこうとしています。そのためにもまずお客様ともメンバーとも本気で向き合い、信頼関係をより強くすることが大切だとお話を伺って意を強くしました。


岡山:人を育てる。人を活かす。そのためには向き合う我々の熱意が何よりも大切ですね。


白井:サッカーでもビジネスでもその点は同じだと思います。それだけではないですね。学校や家庭、あらゆる分野において共通することだといえるでしょう。人の熱で人は育ち、活きるのだと改めて気付きました。本日はありがとうございました。


岡山:こちらこそ、ありがとうございました。

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